○○びて歯寒し

 

今日も寒い日で、デジタル大辞泉で「寒い」を検索すると、1件目が「唇亡びて歯寒し」(くちびるほろびてはさむし)で、意味は、「互いに助け合う関係にあるものの一方が滅びると、他の一方も危うくなるたとえ。」

中国故事街さん(http://www.katch.ne.jp/~kojigai/kuchibiruhorobite.htm)の元ネタを見ると「頬とあごの骨は互いに持ちつ持たれつである、唇がなくなれば歯が凍えてしまう」のたとえから、敵国に攻め入るときに途中の国に貢物をして道を通させてもらい、敵国を滅ぼした、その帰り道で途中の国も亡ぼした。この場合、地政学的観点からは、亡ぼされた国は本来、互いに助け合う関係(同盟関係)を保つことが重要であったと考えられます。

 

私が学生の頃は、歴史と云えば史実と年号を覚えるだけで、面白みは感じられなかったが、地政学を絡ませると面白いと思いました。なので、その本の紹介をします。

地政学については、ジョージ・フリードマン著の100年予測シリーズがあり、国の地理的な位置とその国々の歴史(民族の記憶・感情)から世界の流れについて未来予測をしており、「100年予測」、「続・100年予測」、「新・100年予測」が早川書房から出版されています。

 

冬場は抹消の血管が収縮して血圧が高くなりやすいので、無理は禁物です。未来の話をしてこの寒さで体調を崩しては何にもなりません。手袋、マスク、マフラー、厚ての靴下などで防寒しましょう。健康を保つために血流が低下しないように十分暖かい環境でお過ごしください。