今年は例年に比べてインフルエンザの流行がはやく、感染者も多いようです。
予防策としては手洗いうがいを徹底し、十分な睡眠をとることが大切ですね。
私はどうにか冬の病気にも負けず、元気に過ごしたい今日この頃です。

 

さて、話は変わりまして『デンタルフロス』や『歯間ブラシ』をご使用したことはありますか?
私は歯医者さんで歯垢除去してもらった後は念入りに歯磨きやデンタルフロスを使用するものの、
日が経つにつれて歯ブラシでの歯磨きだけに戻ってゆく…ということが多いです(苦笑)

 

そんな私のような歯磨きだけの方にお伝えしたいのは…
通常使用する歯ブラシでは歯間部分のプラークは約6割しか落とせないのです!

 

特に歯ブラシでは歯並びが悪い所が磨ききれず歯垢が残ってしまい、
歯間部から歯肉の炎症が生じるケースが多くなります。
なので!歯間清掃器具であるデンタルフロスや歯間ブラシの併用が
虫歯や歯周病の予防に効果的です。

 

歯間清掃器具は大きく分けて3種類に分かれます。

①デンタルフロス(糸付きようじ)
デンタルフロスには自分の指先に巻いて使用する方法と、
糸付きようじのような器具を使用する方法があります。
デンタルフロスは基本的に「人指し指と人指し指」か「人指し指と親指」で使います。
フロスを入れる時はナナメにしてゆっくり前後に動かしながら歯と歯の間に入れます。
加減しながら歯茎に少し隠れるまでフロスをもっていき、
両側の歯のどちらか一方の側面をこすりながら3回くらい上下させます。これを両側の歯にします。
また、デンタルフロスを使用し続けると歯ぐきの炎症が治まり、歯間ブラシが使いやすくなります。

 

②歯間ブラシ
歯間ブラシは使い方を間違えると歯と歯の間の歯肉を傷つけてしまう危険があります。
太い歯間ブラシを強引にいれる様な使い方はやめ、
ゴム状にコートされたものを使うのが良いでしょう。
一般的に空隙が小さい場合や露出した根の間の清掃には細めの円錐形のものを、
空隙が大きい場合には太めの円柱形のものを利用します。
歯周病の進行した症例や入れ歯と針金のかかった歯の間、
奥歯の根っこと根っこの間を磨く場合オススメです。

 

③ガーゼ
ガーゼ磨きは一般に市販されているガーゼを自分で切って使用します。
目安として幅 1~2.5cm 長さ 15cm くらいに切って使用します。
奥歯の後ろ側を磨く場合や、歯周病の進行により歯の長さが長くなってしまった場合にオススメです。

 

目的や歯並びに合わせ、自分が使いやすい歯間清掃器具を使用することで
歯の一本一本磨き残しをなくし、虫歯や歯周病を防ぎましょう!

 

参考文献:歯科関連疾患の予防マニュアル(発行 株式会社 法研)
参考ホームページ: 参考ホームページ:痛くない歯医者「歯ブラシ教室」
http://www.kamikami.com/shop/brush/way/floss.html#floss