<タバコとスモカ>
潤製歯磨

弊社は、寿屋として1925年に「タバコのみの歯磨スモカ」として、紙袋入りの粉歯磨が主流だった時代に潤製丸缶入り高級歯磨粉を発売して注目を集め、当時はタバコ屋さんで歯磨スモカを販売していました。スモカ歯磨株式会社(株式会社 寿毛加社)の創業は1932年11月2日です。ところで、今年の10月20日頃にコスミオン(新しいスモカブランドの歯みがき粉のこと)が、ロフトや東急ハンズで先行販売が開始されていますが、11月にはプラザ(旧名ソニープラザ)などで一般販売がスタートします。

11月7日、8日赤坂サカスでイベントがあり、それに出店してコスミオンの紹介します。お近くの方はご来場ください。 当日、当店のご紹介をSNSにUPされた方にはもれなくコスミオンをプレゼントします。 よろしくお願いします。

http://www.tbs.co.jp/radio/radifes2015/

TBSラジオフェア

 

スモカロゴ

 

<タバコの害>

では、本題に入ります。

「タバコの害」はよく知られるところで、その煙の中身に多種多様な有害物質が含まれており、喫煙関連三大疾患と呼ばれる、がん、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎)に影響するようです。この虚血は、臓器や組織に流入する血液の量が必要量に比し著しく減少した状態ことをさします。

それ以外にもタバコの吸うことで口腔内も虚血状態になり、生体防御機構が低下し、歯周病になりやすいと言われています。

タバコの煙の数ある有害物質(約200種理)の中で特に一酸化酸素、ニコチン、タール、の三大有害物質として知られています。

 

<一酸化酸素>

一酸化炭素(CO)は赤血球中のヘモグロビンと結合しCO-Hb(一酸化炭素ヘモグロビン)として血中に存在し、全身に運ばれ、また肺から排出される。

通常、肺から吸い込まれた酸素はヘモグロビンと結びついて赤血球によって全身に運ばれるが、一酸化炭素は酸素に比べ200倍以上もヘモグロビンと結合しやすいため、一酸化炭素が有るとヘモグロビンと酸素の結合が妨げられ、赤血球の酸素運搬能力が低下する。そのため一種の酸欠状態を生じることになる。しかし、血液中の一酸化炭素ヘモグロビンの半減期は3~4時間であるので、時間がたつと回復します。

実は、歯茎の中も酸欠状態になっており、この状態の時に活発に活動する歯周病関連細菌の増殖に有利な環境が体の中に作られていきます。

 

<ニコチン>

ニコチンの大半は肺から肺胞に入るが、残りは口腔の粘膜や唾液に溶けて胃の粘膜などから吸収され、さらに血液中に入り各臓器に運ばれていく。ニコチンは吸収が速く、喫煙直後から血中に現れて各臓器に運ばれる。肺から脳までは8秒で到達するとも言われている。

吸収されたニコチンは主に肝臓で、一部は肺と腎臓とで代謝され、主にコチニンとなり、腎臓から排泄される。血中のニコチンの半減期は約2~3時間であるが、コチニンの場合は約17時間で、尿中のコチニンは喫煙後数日間認められる。

喫煙によって吸収されるニコチン量は1本で多くとも2~3ミリグラムと言われている。(ヒトの場合の経口致死量は50~60ミリグラム)

ニコチンには血管を収縮する働きがあり、これは歯茎にも影響を与え、歯茎の毛細血管の血流量が減少させます。このため歯茎に栄養や酸素が行き届かずその健康を妨げています。「喫煙者特有の歯周病所見」として次のような症状が見られます。

1.歯肉辺縁部の線維性の肥厚

2.重症度と比較して,歯肉の発赤,腫脹,浮腫が軽度

3.プラーク,歯石の沈着量と病態が一致しない

4.同年代の非喫煙者の歯周炎と比較して病態が重度

5.歯面の着色

6.歯肉のメラニン色素沈着

 

<タール>

タールには発がん性物質が含まれています。

発がん性とは正常な細胞を悪性腫瘍(癌))に変性させる性質を持つ物質です。以下は、タバコに含まれている発がん性物質の中でも代表的な物質をピックアップしています。

・ベンゾ(a)ビレン

・ジメチルニトロソアミン

・メチルエチルニトロソアミン

・N-ニトロソノルニコチン

・ニトロソビロリジン

・キノリン

・ヒドラジン

・2-ナフチルアミン

・4-アミノビフェニール

・0-トルイジン

 

禁煙するとタールの影響は無くなる?

 

実は禁煙をしてもすぐにタールは体の中からなくなることはありません。タールは粘質性の液体ですから長期間にわたり禁煙後も肺に残り悪影響を及ぼします。長期間にわたり喫煙するほど、回復にまで時間がかかります。しかし、人体が正常な回復能力を持っている間は時間の経過により肺にたまっているタールも除去されます。つまり、若いうちに禁煙をするほどタールも早く体内から排出されるわけです。

口腔内では歯面にタール(これをタバコの「やに」と云います)が付着し易く、歯の色が茶褐色・黒色に変色し、また、タバコの有害成分の刺激で歯肉にメラニン色素沈着が起こり歯肉も赤黒くなり、審美性の障害が出ます。

 

なるべく早く禁煙をスタートさせましょう。

 

「たばこの害」より

http://www.hokenkai.or.jp/3/3-5/3-55-03.html

「タバコの基本知識」より

http://www.no-tobacco.net/smoking_kiso/seibun_tar.html

「禁煙がもたらもの」より

http://www.jda.or.jp/park/relation/nosmoking.html